人と関わりながら、地元の味を
たくさんの方に届ける仕事です
地元の味を、全国に届ける力になりたい!
中川:僕は滋賀県で生まれ育ったので、木村水産の商品を食べたこともあって。地元の企業として親近感もあったので、社内初のEC担当社員を募集されていると知って、「地元の商品を全国に届ける力になれたら」と思って応募しました。未経験でしたが、社長から「一緒にがんばろう!」と言っていただいて入社を決めました。
日常的には、主にECサイトに入った注文を受けて商品を発送するのが仕事です。それ以外に、商品ページを修正するなどのサイトの運営も。ECに力を入れると決まった当初は、Webサイトをリニューアルするために全体の構成やデザインの方向性を考えたりもしました。はじめは本当にわからないことだらけでしたが、自分で勉強しながら少しずつ知識をつけていきました。
小林:以前に鮎を扱うお店で働いていたことがあり、その時の経験が活かせるかなと思って応募しました。今は店頭に立って、販売の仕事をしています。
接客で大切にしているのは、お客さまがどんなことを求めておられるのか、相手の目線に立ってよくお話を聞くことす。たとえば買い物に来られた目的は、贈りものなのかご家庭用なのか、ご予算や好みなども答えやすいようひとつずつ丁寧に伺うようにしています。迷われている時は、琵琶湖ならではの小鮎をおすすめしたり、年齢に応じて食べやすいものを提案したり。個人的には「ごり」という琵琶湖でとれる小魚の佃煮が好きで、ふりかけみたいにご飯にかけて食べています。
地元に愛されるお店「ここの小鮎しか食べられない」が励みに
中川:ECサイトでは、商品にレビューを書いてくださる方もいます。「おいしかったです」とか「贈りものにしたらとても喜ばれました」と言われるとやっぱり嬉しいですね。レビューはもちろん全部見ていますし、お客さまからの反応は全社員に共有しています。たまに辛辣なレビューもあって、改善のきっかけにしています。
小林:店頭のお客さまは地元の方が多く、昔から通ってくださっている方から「もうここの小鮎しか食べられない!」「これさえあれば他のおかずはいらないよ」と言われることもあります。ちょっとした世間話をして帰られる方もいて、地元の方に愛されているのを感じますし、長年通ってくださるリピーターがいるのはすごく嬉しいです。
自分なりの“やりがい”が見つけられたら楽しくなる
中川:社員が各部署に数名ずついてお昼の休憩時間などに自然と顔を合わせるのですが、みなさん年齢や役職に関係なくとてもフラットで話しやすいです。業務で気になることがあったらこの機会に聞いたり、いろんなことを気軽に話したり。困っていたら助けてもらえるし、親しみやすい方が多いのが当社のいいところだなと思います。
最近は、お米を食べる人が減っていると聞きます。うちの商品はごはんのお供になるものが多いので、大きな目標ですが、米食の文化を衰退させないために木村水産として何かできたらいいなと思っています。日々の業務の中で、自分なりの目標ややりがいが見つけられると、仕事が楽しくなると思います。
小林:本店は地元のお客さまが多いですが、彦根城の近くにある彦根京橋店に手伝いに行くと、客層が一気に観光客に変わります。観光の方は、自分の地元のことやその県のおすすめを教えてくださることもあって、普段地元では聞けない話が聞けるのもおもしろいです。
接客の仕事は話すのが得意な人に向いていると思われがちですが、意外と話すのが好きなお客さまも多いので、聞き上手な人こそ楽しめる仕事かもしれません。